iPad周辺機器 キーボード・ペンシル

iPad用キーボードとしてCOMBO TOUCHを手に入れた

以前1冊執筆を終えて印税をもらった時に、それで無印iPad第6世代を買った。セルラー仕様にして出先含めたいろいろな場面のコンテンツ消費端末として使っていたが、本来は書き物や、あわよくば次の書籍執筆ができることを期待してキーボードなども買って使いたいと思っていた。

が、この第6世代のiPadには最適なキーボードはなかった。Bluetooth接続は面倒だし電池が切れている時がある。キーボード自体も大きく重いし常に持ち歩くのは億劫。iPadスタンドも必要だし、スタンド付きキーボードは本体がケースに入っているとうまく立てられない。

面倒!の一言。なので、その用途でこのiPadを使うことは無かった。せっかく執筆の機会もあったのに。間に合わなくてパソコンで深夜まで書き続けるみたいなことをしてたのもあるが。

それで、現在所有はiPad Pro11インチの第3世代。本当はAirを買うつもりだったのだが手に入らず、価格差を考えるとiPad Proも大きくは違わないとの指摘を読んで切り替えた。いや、それでも迷っていたのだが、為替影響で突如価格改定される実績があるとも読んで、後押しされたと発注したもの(これは結局7月に本当に値上げされたので良い判断だったと喜んでいる)。

それで、良いキーボードはないのかとふと思い立ち調べてみるとLogitechのCOMBO TOUCHが非常に良さそうだと感じた。コロナ療養期間で、具合が良くなったら絶対これを買ってやる!というストレス解消でもあった。

「買い」のポイントは以下の通り。

  1. 互換品だが正規認証品、実績も高い
  2. 正規のコネクター経由での接続でキーボードには電池不要
  3. ペンシルもくっつけられるし充電も可能(私のペンシルは互換品だがまったく問題ない)
  4. キーボードの着脱が簡単(でもガッチリくっついて落ちたりはしない)。
  5. キーボード着脱時に本体ケースは外さなくていい。本体の保護ケースとして十分に使える
  6. 本体ケースのキックスタンドはガッチリしていて信頼性が高く、無段階で調整可能
  7. ファンクションキーとタッチパッド付き

私が重視し、かつ純正にも無い点は4、5点目で、コンテンツ消費端末としてホルダーに載せたりするので厚みと重さに制限があり、キーボードが簡単に着脱できる必要があった。手で持つにもキーボード付きでは重すぎる。商品画像では楽々と男性が片手で持ってみせているが実際は1分も持っていられない。

タッチパッドはパソコンで使うと(私は)とてもストレスを感じるのだが、iPadでは便利に使える。ジェスチャーも使っているうちにすぐ覚えられた。ポインターの速度を最速にするのが(指と同じ感覚に近づけられるからか)良いようだ。純正には無いファンクションキーも、顔認証でロック解除したあとに必要なフリックがボタンで代用できるのがかなり有用。ロック解除には顔を写してロック解除ボタンを2回押す(1回目がスリープからの復帰、2回目がロック解除後のフリック代用)だけで済むのがストレスが無くて素晴らしい。あともちろん音量調整も便利。

価格はそこそこ高い訳だが、安い物でストレスを感じながらでは使わないことは先代iPadのときに分かっていたんだから仕方ない。実際、活用度はとても高くてもちろんこの文章もCOMBO TOUCHで書いている。コピーアンドペーストのショートカットキーもあるし、MarkDown記法を辞書登録したら不自由はしなくなった。

ポメラに魅力を感じて過去に使っていたことがあるが、当時は使いこなせなかった。今、この構成でポメラでやりたかったことができたという気がする。ポメラとiPadではコンセプトはまるで違っているけれど。

ところで、Apple Pencil互換品について

いつ頃からか知らないが、Amazonや楽天にはApple Pencilの互換品が大量に出ている。正規の、という表現も変だが公式の互換品としてはキーボードでも触れたLogitechのクレヨンになるが、それ以外のいわゆる中華メーカーの製品が出回っている。これら、恐らくペンとしての性能はどれもほぼ変わらず、筆圧検知は無くて傾き検知だけだが普通に書く分には(本格的にハイアマチュア以上が絵を描くのでもなければ)十分な品質である、というものだと思われる。

ただ、非機能要件というかペン以外の部分に結構差があるようで、思うに、

  1. 非接触充電対応かどうか
  2. ペン先がApple Pencilと完全な互換性があるか
  3. ボタンタップ等での付加機能があるかどうか

が重大な差ではないかと思っている。

1点目は言わずもがな。キーボードでも触れたが周辺機器は「電池残量を気にしなくていい」が安心して使うために重要だと思う。 2点目が意外に重要で、ペン先が純正互換ではない場合、サードパーティが提供する様々な互換ペン先を選択できない。例えば私は抵抗タイプのペン先が程良い摩擦感で滑り過ぎず書きやすいと感じているので、この互換性が必須になる(というより標準ペン先は滑り過ぎて書きづらいレベル)。 3点目はBluetoothでのペアリングが前提らしく、互換ペンシルの「Bluetooth設定が不要」というメリットを消してしまっているので私には不要。

この2点目までを満たしているのがGoojodoq GD13という名称の製品。販売サイトで謳っている通り、ペン先は互換性を持つ。この手の中華品はペン先なんてどれも同設計で純正互換サイズだろうと思ったらそうでもなく、他に1種類買ったが独自形状でまるで互換性が無いのに驚いた。交換用のペン先は同梱してあるがそうじゃないんだよな感あり。

ともあれ純正の5分の1程度の価格で実用上で全く問題の無いペンシルが手に入った。複数買ったので自分のようなズボラな人間には無くしても代わりがある安心感は何にも変え難く、iPad本体の実用性も上げてくれた。ありがたく使っている。


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