「AWS認定 高度なネットワーキング認定」対策本を使った勉強方法について
さて、
ですが、私自身、無事にこれを使って認定合格することができました。
認定無しで書いてたの?と言われるとちょい恥ずかしいんですが、共著で書いているものですし私自身専門がかなり偏っていますので、本書で勉強しないとなかなかこう簡単には合格はできなかったと思います。
我ながら「この本、かなり役に立つんじゃないか!?」ということで、ご参考として、本書を使った学習の流れを書いてみたいと思います。
まずは1章、ここは15-16ページの出題範囲と割合、1-3の学習の進め方、1-4の何に重点をおいて学ぶべきか、は特に重要だと思います。これで認定試験の全容を掴みゴールを具体化することが、目標達成への近道でしょう。
その次は、ちょっと飛ばして最後の8章 練習問題がとても役立ちます!まずこれを一通りやってみてどのくらいできるか、計測してみるのが良いのではないでしょうか。例えばVPN/ダイレクトコネクトのところが難しくても、ELBやRoute53のところはわかることがあるかもしれないし、オートメーションやセキュリティ・コンプライアンスについてはネットワーク以外でも登場する内容です。他の試験区分で取り組んだことがあるかもしれません。このように得意・不得意の領域が見えてきて、自分の現在地が見えてくると案外気が楽になるものだと思います。
ゴールと現在地が掴めたならば、2~7章に順に取り組むと良いと思います。純粋なネットワーク分野である2章/3章から順々に(OSI参照モデルの)レイヤが上がっていくイメージです。AWSを使うときのネットワーク分野の疑問点、例えば2章ではVPCにアサインするアドレスがどうしてその範囲なのか。3章ではダイレクトコネクトにどうして聞いたこともないデータセンターの名前が出てくるのか。4章ではどうしてELBのセッション振り分けが偏るのか、などが分かってくると思います。
5章から先はむしろネットが苦手な人のほうが得意だったりする分野です。私なんかは圧倒的に5章以降が苦手な訳ですが、ただ、VPCフローログとミラーリングの違いが出てきたりしますので読み飛ばしてはいけません。
一通り終えたら再度、8章の練習問題に取り組んでみましょう。分かるところが増えていると思います!この選択肢は違うよな、と絞り込みがうまくいくようになっているかもしれません。今回も間違ってしまった問題は?8章の回答にはそれぞれ本書内の参考範囲が示されていますので、不得意な分野はもう一度対応する各章に戻って読み込めば良いわけです。
ここまで来ればBlackbeltセミナーやホワイトペーパーの内容も、「あ、こういうことを言ってたのね」と思えるようになっているはずです。実務でAWSをやっているならば、VPCやダイレクトコネクト、ELBなどの設定や設計書を見てみると「こういう目的の設定だったのか」と分かることが増えていると思います。意外と難しくないな、と思えればもうネットワーキング認定は近いんじゃないでしょうか!
ネットワーキング認定に関連性が深い区分といえば、セキュリティになると思います。意外とこの2つを並行して進めるというのも良い手かもしれないと思っています。いざ試験となると、それはそれで緊張はするし難しい問題も出てくるんですが、全問正解する必要はありません!そもそも、65問のうち15問は採点対象外の問題が出ていますから、できない問題も確実に混ざってきます(私のときは明らかにセキュリティ分野に思える問題が混ざってました)。わからない問題は飛ばして気にしない。動揺せず全力を出し切ることが肝要だと、私は思います。
たくさんの方が本書を使って認定を合格を果たし、目的を達成されることを願っています。このエントリもその一助になれば、とても嬉しいです。
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