本、書きました『Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド』
『Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド』という本を書きました。5名の共著で、私の担当は「Chapter4 ネットワーク接続の設計・構築・維持管理」です(目次はこちら)。
重版出来!
はい、言ってみたかっただけです。ありがたいことに好評を得て、発売から3週間で重版になりました。ちょっとした誤字と自己紹介文を直してます。こういう細かいメンテナンスが行われるんですね。
担当したのはネットワークの章
執筆したのは「Chapter4 ネットワーク接続の設計・構築・維持管理」すべてです。
- オンプレミスのネットワーク基盤の存在を前提に、AWSをインテグレーションしていく
共著というのはどういう工程で行なうのか想像がつかなかったのですが、私の部分は自分ひとりで書いて、レビューしてもらう形でした。
メンバはみんな同じ(グループ)企業に属していて同じ案件を担当したこともある間柄ですが、同じオフィスにはいません。結局、少なくとも本の執筆を目的として集まることは一度もなく、全部オンラインで済ませています。編集の方と話すのは代表執筆者の佐々木さんで、私を含めた他のメンバは会うこともなかった(はず)です。
また、Githubで原稿を作っていくんですね...佐々木さんの工夫のようですが、とても便利でしたし普段からコードなど書かない私には良い勉強になりました。
内容について
書いた内容については...その佐々木さんが実に素晴らしい紹介をしてくださってるので重ねて言うこともないのですが
- ウェブも含めて過去には無い内容
- 実践的であること。AWSのドキュメントに書いてあることをそのまま説明しない
というのを意識しました。
1点目。
ウェブや類書を全部読んだわけではもちろんありませんが、パブリッククラウドのネットワークに関して纏まった紹介が為されたことはたぶん、無いと思います。なので、せっかくこんな機会を得たのだから(たぶん単著で書くことなどあり得ない)、「今まで無かったよね」と言われる内容にしようと思ってました。この本の企画の中なら、きっと書ける。
この点はうまく行ったと思います。ありがたくも書いて頂いた書評にて
希少性の高い資料
と言っていただきました。
2点目。
これもできたとは思いますが、結果、「少し難しすぎる」と言われているのが反省点ですね。専門のネットワークエンジニアでなくても理解できるような内容にすべきだったのでは?もっと図解、図表を増やしたほうが良かったのでは?と思っています。
あと、レイヤが上がるELBやRoute53については一般的な紹介に終始する傾向が強くなってしまいました。ここは何かサンプルプロジェクトを設定してもっと実践的に記述すべきだったでしょう。ただ、レイヤが上がるとパターンが増えすぎるんですよね...
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